誰かの日常

どっかの誰かが考えていること。どっかの誰かが悩んでいること。どっかの誰かが生きていること。脳内で生成させる誰かの日常を切り出した永遠の中二病ブログ

悲しいことはずっと悲しい

俺はまだまだ子供だからさ。

悲しいことがあったらとことん引きずるんだよ。

 

12月7日でお前の四十九日だ。

俺はいまだに過去の写真を見返してる。

恥ずかしい話だけどな、俺は過去の自分を超えられているかどうか比較する。

今日の自分より、明日の自分の方が優れていないといけない。

だから俺は、2013年(7年前)の写真から2017年(3年前)までの写真を見返している。

全盛期の時の写真だ。

全盛期だなんて書いてはいるが、明日の俺も全盛期だし、生まれてこの方

ずっと全盛期だ。

 

だけどな。

 

高校も最高に楽しかった。

就職先も楽しかった。

起業してからも楽しかった。

今の会社も楽しい。

 

でも、悲しいことはずっと悲しい。

 

俺はいつまでも過去の栄光にすがる癖がある。

今に自信がないわけじゃないが、よく語ってしまう。

その中で、俺が飲むたびに語るのは

文化祭に向けてお前の家で漫才の練習をした日々だったよ。

 

あれ、今思い返せば奇跡だよ。

なんであんなにすらすらネタが出てきたのか分かんねぇよな。

でも、きっかけを作ったのはお前だったよ。

 

「標準語でネタを作っても面白くねぇな」

 

そういってくれたから、俺が関西弁に訳していったら

めちゃくちゃすらすらネタができたよな。あれ笑ったよ。

人生で心から笑えた時間の一つだよ。

俺もお前もボケとツッコミどうするってなって、

欲しがりだからどっちもやりてぇってなった結果上手くいったよな。

最高だったよ。あれは。

 

文化祭の前の日に、ネクタイ買いに行ったんだよな。

これ前のブログでも書いたっけな。何回でも書くよ。

何がいいかなって言ったら

「赤だろ赤!」って言って、赤のネクタイ買ったんだよな。

お前がいなくなってからワイシャツを着る日はお前のネクタイ締めてるよ。

こんなことしてるから悲しいのかもしれないな。

でもな、悲しいけど、元気をくれるんだよ。

 

文化祭の日。

正直すげぇ緊張した。

お前はしないんだろうなと思ってたんだけどさ、

お前の方が緊張してたよな。

いじりまくったらいつものお前になったからよかったよ。

 

あの真っ暗な舞台で俺たちだけがスポットライトに照らし出されてるあの空間を俺は忘れないよ。

ネタが何個も飛んだけど、お互いにアドリブし合って何とか乗り切ったよな。

綺麗だった。そう表現するしかない。

語彙がないとかじゃないんだ。

あれはもう、完成されていた。綺麗としか言いようがねぇんだ。

 

人生には後悔がつきものだ。

これからもずっと後悔していくんだろうと思ってる。

でも、俺はおまえの分も生きていくよ。

 

ゆっくり。

ゆっくり休んでくれ。

 

また会おうぜ。

どうも、ありがとうございました。