君を見ていると彼を思い出す
僕は同年代の友達がいない。
めっちゃ悲しいよ。
まぁ、正確には近くにいない。
みんな遠くにいる。
それでね、最近なんとめちゃくちゃ素直な同年代の友人が出来た。
仮にA君としようか。
このA君がまたさ、すっごい頑張り屋さんなんだよね。
そのくせさ、すっごい謙遜するんよ。
一番頑張っているのに、そんなことないっていうんだよ。
びっくりするよ。
僕はできない。最近マジで不幸続きだったから
不幸自慢しかできない。
でも僕の不幸自慢なんかかすむほど、彼は頑張っている。
…僕もそういう素直な人間になりたかった。
余裕のある人間になりたかった。
僕はまだまだ弱い。
いろんな環境のせいにして、自分のやりたいことを先送りしている。
行動できない理由を環境のせいにしている。
それはあまりにも怠惰だ。
だが、僕は原則他力本願。
この思考は変わらない。
自分でめちゃくちゃ無理して頑張って亡くなった友人からそれを教わった。
「もう疲れたよ。ほっくんは俺みたいになったらだめだよ」
彼の最後の言葉だ。
A君。
君を見ていると、彼を思い出すんだ。
彼も「輝かしい未来」を思い描いていたよ。
くれぐれも無理はしないでくれ。
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